POST TITLE - 2022.01.21

MADE IN OCCUPIED JAPAN

沖縄発のミリタリー・リメイクブランド

 

 

 

 

 

 

 

今日は新しいブランドをひとつ紹介させていただきます。

 

もともと、東京のインポートブランドを取り扱う会社で

 

活躍していた営業マンが地元の沖縄に戻り

 

スタートさせたのがこのブランドです。

 

そんな彼には色々とお世話になっていたこともあり

 

「会社をやめて地元に戻って頑張ります」

 

と、聞いた時についにこの時が来たか!と

 

残念な気持ちと、頑張ってほしい!

 

と思う気持ちになったのを覚えています。

 

仕事の出来る営業マンだったこともあり

 

独立でも転職でも、何をやっても上手くいくだろうなぁと

 

思っていたので、どんなことをするのかな?と

 

とても楽しみにしていたのですが

 

そんな彼が新しくはじめた事業のひとつがこの

 

MADE IN OCCUPIED JAPAN

メイド イン オキュパイド ジャパン

 

です。

 

とまぁ、私としては手掛けている人の

 

人となりがわかっているだけに、

 

やはり思い入れが強くなってしまいます。

 

でも、それってすごく重要なことだと思っていて

 

洋服のブランドでも、食べ物でも、アートでも

 

実際に作っている人のことや、

 

どのようにものづくりに取り組んでいるか、が

 

わかれば、その作品の見え方も変わるし、

 

理解が深まるように思うからです。

 

セレクトショップとしては、そこをお客様に

 

お伝えするのも重要な仕事だと思っているわけで・・・

 

 

で、

 

いつになったら商品紹介をするんだ!?

 

と言われそうなので、そろそろはじめます笑

 

 

以下はブランドのプレスリリースの内容を拝借し

 

説明させていただきます。

 

 

 

MADE IN OCCUPIED JAPAN

 

ブランド名の

 

「MADE IN OCCUPIED JAPAN」は

 

「占領下の日本製」という意味で、

 

太平洋戦争後、1947年から

 

サンフランシスコ講和条約が発効された1952年まで

 

日本からの輪出品に表記を義務付けられていた言葉。

 

沖縄は今でこそ南国の楽園のような場所ですが

 

太平洋戦争時には激しい地上戦が繰り広げられ

 

空爆や艦砲射撃によって地形が変わるほど

 

無差別に破壊しつくされました。

 

戦後はアメリカの統治下に置かれ、

 

1972年に日本へ返還されて約50年が経過しますが

 

日本国内における米軍専用施設の約70%が

 

いまだに沖縄に集中し、本土とは異なる

 

沖縄とアメリカが融合した独特な文化や街並みが

 

色濃く残っています。

 

MADE IN OCCUPIED JAPANでは

 

戦争・ミリタリーという負の過去を、ファッションを通して

 

平和へのメッセージに変えて後世へ伝えて行きたい、と。

 

 

 

 

 

 

そんな沖縄発のミリタリーブランドです

 

沖縄という土地だからこそ生まれた素材で、

 

沖縄だからできる持続可能なものづくりを続けています。

 

 

 

 

 

デザインや細部に使用するパーツまですべてに

 

こだわりを持ち、ストーリーがあり、

 

一つ一つ異なる表情がブランドの個性です。

 

製作の過程、思いを少しでも感じていただければ幸いです。

 

 

 

MIOJの作品ができるまで

 

 

 

 

 

 

米軍の払下げ品倉庫から素材を厳選、

 

雑多に積まれた古着の中からまさに宝探し。

 

保管方法に決まりもないので隅々をひっくり返し、

 

状態やサイズなどを確認しながら時間をかけ選定します。

 

はじめはワクワクするけど、

 

あまりの大変さに、やっているうちにもうイヤだ・・・

 

となってしまうのは、バイヤーあるある笑

 

古着などの買い付けは、埃などにまみれながらの肉体労働です笑

 

 

 

 

 

 

 

今回はU.S.ARMYのキルティングライナーを素材として使用。

 

リアルな払い下げ品のため年代はさまざま、

 

状態や色味が同じ物は一つとしてありません。

 

持ち主の名前や所属の隊の名前が手書きや

 

ステンシルなどで入っている物もあり、

 

それぞれにストーリーがある事を感じます。

 

 

 

 

 

 

実際に使用されていた為ステッチのほつれや

 

汚れている物、破れや中綿が噴出している物が

 

多くあり、素材の仕入れの段階からかなりの時間を要します。

 

 

 

 

 

 

 

 

持ち帰った素材を更に細かく検品しリペアを施し使用します。

 

中には砂埃などの汚れがついた状態の物もある為

 

洗濯し綺麗な状態にする工程もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

型紙をあてこんで裁断に入ります、

 

サイズもバラバラの為、

 

型紙のあてこみもひと苦労。

 

重ねての裁断が出来ないため1パーツずつ手作業で裁断。

 

洋服つくりをされている方ならよくご存じかと思いますが

 

重ねて一度に裁断できるものと、

 

1枚ずつの裁断では手間が全然違うのです。

 

さらに、通常だと生地はロール状になっており

 

生地の幅は110㎝から150㎝程度あるため、

 

そこに型紙をあてこんでパーツを裁断しますが

 

今回は使用出来る生地の大きさもバラバラ、

 

小さいものもあれば

 

大きいものもありますので、それをつなぎ合わせて

 

大きな生地にする作業が必要です。

 

さらに、元の縫い代が重ならない様に

 

パーツを構成する為、

 

作品を作り上げる工程でここが一番時間がかかるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

裁断後、縫製に入る前にほつれ防止の補強ステッチを入れます。

 

作品が仕上がった状態で表には見えないですが、

 

この工程がとても重要です。

 

 

 

 

 

 

 

縫製に入ります。

 

素材が特殊で縫いづらいため、

 

縫製にはかなりの技術を要します。

 

素材がすべり易く、中綿が入ってる為

 

縫製を進めるとたるみが生じてきます。

 

たるみが出ないよう、丁寧に、

 

一針、一針、細心の注意を払い縫っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライニング(裏地)には

 

トラックの幌やテントなどに使われる

 

ターポリンを使用。工業資材なので頑丈で汚れに強く

 

水を通さないのが特徴です

※巾着の裏地は撥水加工を施したナイロンタフタ(薄いナイロン)を使用

 

 

 

 

 

 

ハンドルやストラップ部分にはシートベルトに使用される素材を使用、

 

頑強で摩擦に強く劣化しづらく大きな負荷にも耐えられます。

 

手に取った時に安心感があり、

 

値段が高そうだな、と感じるのは

 

こういったハンドルやライニング使いに

 

しっかりとした素材を使っているからでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

その他ファスナーや金具も厳選した付属を選定、

 

巾着には軍放出品のコードを使用、

 

このコード、軍では様々な用途で使用されています。

 

軍物らしいOLIVE DRABのカラーがたまりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カスタム用で今や貴重となっている

 

アメリカ製のワッペンを使用します。

 

それぞれのデザインが個性的で

 

最高の雰囲気を醸し出します。

 

 

 

 

 

 

 

縫いつける際ワッペンをそれぞれの色に合わせて

 

糸の色を変えて縫いつけていきます。

 

この糸替えも地味に手間がかかります

 

 

 

 

 

 

 

素材選び、裁断、縫製、付属の選定と

 

納得がいくまで修正を繰り返し仕上がった作品です。

 

このように本当に手間のかかる工程を経て

 

作られるバッグなのです。

 

 

 

 

 

TOTE BAG ワッペンあり 32780円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

TOTE BAG ワッペンなし 29700円(税込)

 

 

 

 

 

PERSONAL EFFECTS BAG(巾着) ワッペンあり 16500円(税込)

 

 

 

PERSONAL EFFECTS BAG (巾着)ワッペンなし 14300円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とてもカジュアルでラフなスタイルにはもちろんですが

 

小ぎれいなスタイルでハズシとして使うのもアリですね~

 

オンラインストアにも掲載しましたので、

 

よろしければチェックしてみて下さい。では!

 

 

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