POST TITLE - 2021.11.11
G.R.P. のショールカラーニット
イタリアの実力派ファクトリー GRP
当店でも、色々なニットブランドを紹介していますが
春夏シーズンでも、秋冬シーズンでも
年間を通して紹介しているニットブランドは
ほとんどありません。
やはりニットブランドと言えば
英国、スコットランド系のクラシック路線や
イタリアのハイクオリティ系が多く
メインはウールを使った秋冬シーズンです。
そんなこともあり、
春夏に紹介したいインポートのニットは少ないのですが
今日紹介するGRPは年間を通して上質でセンスの良い
ニットを出してきてくれるので
私自身も１年中愛用させていただいております。
ということで、本日紹介するのは、GRPのこんなニット。
G.R.P. といえば
あまり他のブランドには見られないような
特殊な編地を使ったシンプルなデザインの
ニットが多いイメージでしたが、今回は少しデザイン的。
ボーダーにショールカラーの組み合わせです。
そんでもって、これがまた良い感じなんですよ。
これまでシンプルなニットしか見てこなくて、
センスが良いなぁ、と思ってましたが
少しデザインが入ったものでも、やっぱり素敵。
センスの良さを感じていたのは間違いじゃなかったな、
と確信出来た１枚でした。
ネイビー×ホワイトのボーダーって
シンプルで定番的な感じなのですが、
そのボーダーパターンや配色で印象が大きく
変わってしまうように感じます。
特によく感じるのはホワイトの部分の白さです。
もう少し白かったらなぁ、とか
もう少し生成りっぽかったらなぁ、とか
ネイビーと白のバランスが重要だと思います。
もちろん、感じ方は人それぞれですので
私の感覚が正しいかどうかはわかりません笑
それでも、
高級なブランドやある程度の価格のものを
作っているブランドのアイテムなら
違和感を感じることはあまりない気がするので、
そういうことなのかなぁ、とよく感じます。
ただ、量販店に売っているものでも、
おぉっ！！て配色のものはたまに存在するのですが（笑）
とまぁ、紺白ボーダーって
シンプルでド定番なアイテムだけに、
世の中にはたくさん存在するはずなのですが
ビビっとくるものにはなかなか出会わず、
定番過ぎるゆえに、よっぽど気に入った場合でなければ
セレクトにしくい、という状況なのです。
ボーダー好きの私が
『ちょっと良いかも』って気軽にセレクトしていると
店内がボーダーだらけになってしまいそうなので笑
そんなことを言えるくらい、このボーダーは
良い！と思ったわけです。
実際に着てみると、結構肉厚で重みがあります。
価格は41000＋税 となかなか良いお値段なわけですが
この重量感で、チクチクしないし、とにかく柔らかい。
こんな糸でこれだけの重たさのニットなら
そりゃこれくらいするよなぁ、と納得いただけるはず。
それくらいのクオリティです。
今回合わせたパンツは所謂軍パン。
当店でもひたすらおすすめし続けていて、
私が気に入り過ぎているフランス空軍の
70Ｓデッドストックのパンツです。
こんなどカジュアルなパンツに合わせても
しっくりくるのがG.R.P.のニットの良いところ。
高級感、上質感もあるけど、
それだけじゃない、程よいヌケ感もある。
もちろんキレイ目なスタイルで
スラックスなんかを合わせても
大人っぽくて、格好良いと思います。
ただ、私の場合は上質なモノや上品なモノほど、
カジュアルなアイテムとの組み合わせや
ラフに着こなしたい、と思ってしまう性格なので
上品なニットなどは、
カジュアルなパンツとの組み合わせが好きです。
高級なものや上質なものばかり身に付ければ
良いってわけでもない気がしませんか？
そもそも、高級なものや上質なものばかりを
身に付けることなんて出来ませんけどね笑
なんしか、
カジュアルに使い易いけど、上品に見えるアイテムっていうのが
大好物なわけです。
大人っぽさも出すことが出来、
違いのわかるオトコ感も出すことが出来る、みたいな。
そりゃ、本当は
これでもか、ってくらいバリバリの超上品アイテムを
びっくりするくらいの落差のあるアイテムと
合わせて完璧に着こなすことが出来れば格好良いですが
そんなのはなかなか難しい。
もちろんそう慣れるように頑張っていきたいわけですけど。
とまぁ、色々と書きましたが・・・
本当に良いニットですよ。